重松清「リビング」

リビング (中公文庫)

リビング (中公文庫)

どんな生活をしていても何かしら不満があって、選択したことに確信を持てなかったりして不安があって、でも結局肯定するしかないのだと思う。もしもを考える瞬間はあっても、「それでもまあ」と今を受け入れようと生きる。重松作品の、そういうところが好きなのだと思う。