「空の境界 第5章 矛盾螺旋」

家族の物語に非常に弱いので、今回のゲストにして主役の巴の物語は非常に面白かった。守るべきだったのに守れなかったもの。反面、荒耶もなぜかきらいにはなれない。橙子との学生時代が気になる。
ごちゃごちゃとした展開なのだけど、見終えた後にきちんと完結している。パンフレットの中田譲治のインタビューでそういえばと気づいたけれど、この映画複雑な言葉や説明を残してはいても、心理描写をモノローグに頼らない。それがいいなあと。