青山七恵「やさしいため息」

やさしいため息

やさしいため息

主人公の気持ちが、すごくわかる。ひととの距離や、雑談の上手くなさや、行くと決めた催しが決めた後で面倒になるとこや、これから先も同じ生活が続くことへの淡い失望なんかが、すごく。わかるからなんだか息苦しくて、客観的に読めない。もう1本収録された「松かさ拾い」の方が、ごくごく短いのだけどきれいにまとまっていて好き。