「金田一少年の事件簿」(4)学園七不思議殺人事件

金田一の犯人は復讐者ばっかりという印象があるのだけど、この事件は違うんだよね。最終的には復讐要素もあったけれど。
これを読む直前に、思い立ってTVドラマ版を先に観たのだけど、そのときに引っかかった点が原作では全部説明があった。『放課後の魔術師』は的場1人に絞った方が、青山ちひろの父親のドラマが明確になってよかった気がするのだけど、なんでドラマ版は犯人を分けたんだろう。いくら想いを寄せる先生を庇うためでも、殺した同級生を壁に塗りこめるのはおかしいよなあ。(庇うために殺してしまったまでは説明がつくけど、塗り込めるのは保身行為にしか見えない上、桜樹センパイが見たのは青山ちひろの死体だから、更なる保身ってことになってしまう。同情の余地がないよ)