「ハゲタカ」

テレビドラマの人気を受けて制作される劇場版は大抵大味になってしまうイメージがあるけれど、この作品は劇場版においても基本的な部分が揺らがなかった点がよかった。派遣問題や、報道の限界などにも少しではあるけれど切り込んでいたのもよかった。ただし鷲津がアラビア語を話すのは若干やりすぎな気が。
経済・金融の知識は自分には皆無だし、株やら何やらなかなか関心も湧かない。けれどそれ以前に個々の人間として、社会人として、お金に向き合うということを考えさせられた。特にドラマ版最終回での加藤氏に対する鷲津の言葉や、劇場版での劉を観ていて。