J.K.ローリング×リンゼイ・フレーザー「An interview with J.K.Rowling ハリー・ポッター裏話」

ハリー・ポッター裏話 (作者と話そうシリーズ (Vol.1 J・K・ローリング))

ハリー・ポッター裏話 (作者と話そうシリーズ (Vol.1 J・K・ローリング))

ハリポタに限らず、作家の生い立ちだとか考え方だとか、世間的な評価には関心がなくて(というか関心を持たないようにしている)、それは物語の作り手と作品を一緒くたにしたくないから。物語は作者以外の人間が読んだ時点で、ある意味で作者の手を離れて読み手のものになる。(当たり前ですが著作権がどうのって話ではなく)だから作者がどう考えているかっていうのは不要な情報なんだと思っています。勿論そういったものを知ることで、違う見方ができて楽しめる場合もあるのは確かなのだけど。
だからこの本も読む気はなかったのだけど、最終巻のネタバレを我慢する代わりにと思ってつい手を出してしまった。でも実際読んでもそれほど重大なことはなく(シングルマザーで云々なんて既にかなり有名だから知ってるし)一安心。登場人物の名前の由来が少し載っていて面白かった。こういうのはちょっと読みたい。むしろどれだけすごい量になっても、登場人物の生い立ちが読みたい。
後半は書評を纏めただけ。しかもなんか静山社と松岡佑子氏誉めちぎりで気持ち悪い。