クラフト・エヴィング商會「アナ・トレントの鞄」

アナ・トレントの鞄

アナ・トレントの鞄

鞄を探して、というテーマはあるものの、全体の雰囲気はカタログ仕様だった「どこかにいってしまったものたち」に近い。そしてこれまでの本よりも文章が控えめで写真が多い印象。実は初期のものは文章が若干ごちゃごちゃしているように感じていたので(「ないもの、あります」より前が特に)今回は随分と削ぎ落としていてよかったと思う。
アナ・トレントという女優が実在することを初めて知った。「ミツバチのささやき」を見たらもっと楽しいのかも。