王城の後半からはかなり引き気味に見てしまっていて、今回でもやっぱりもうダメかなあというのが拭えない。というか増していく感じ。いや、細部の個々のエピソードの描き方はやっぱり上手いし好きだと思うのだけど、もう確実にインフレが行き着くところまでいってしまいそうな気配が満ち満ちていて。帝黒学園って…。それぞれ個性的な強さを持ったキャ
ラクターが戦ったり、あるいは初期のセナや桜庭、雪光のような、一般読者に近い弱さを持ったキャ
ラクターが這い上がっていくというのが好きだった自分にとっては、もう頂上決戦、しかも「帝黒はオールスターチーム」なんて言われても全く楽しみにならない。