「金田一少年の事件簿」(17)仏蘭西銀貨殺人事件

この話も辛うじて記憶がある。犯人もオチもなんとなく覚えている。のだけど、印象が薄い。かなり危ういトリックを、2人の生い立ちが似通っているということで成立させるのは(それ自体もかなり危ういとはいえ)それなりに面白いとは思うのだけど、話の長さの割に薄い感じがしてしまう。
いつも思うけど、なんであんまりひとに聞かれちゃまずい話を、扉を開けた無防備な状況で話すんだろう…。この事件の君沢とか、黒死蝶のSMプレイにいたっては幼い娘が覗き見られる状況って。鍵掛けなよと。