村上春樹「羊をめぐる冒険」

羊をめぐる冒険

羊をめぐる冒険

大学3年のときに読んだはずがすっかり内容を忘れていて、だから「1973年のピンボール」を読んだとき鼠が旅立てたと思ったのだけど。もうあのとき既に鼠は破滅に向かって転がっていたのか。
物語の始まりからずっとなんとなく、最後まで読むとはっきりと喪失感を感じる。