「ローマの休日」

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版) [DVD]

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以前、高校時代に観たときには、オードリーが可愛らしいだけの他愛ないラブストーリー、くらいの認識しかなかったのだけど、改めて観るとすごくいい。前半の無邪気な笑顔から、たった一夜の叶わぬ恋によって王女の成長がしっかりと描かれている。わがままな王女が、自立した女性へと変貌を遂げる。
「義務があればこそ戻ってきた」という彼女の表情は、記者への想いと国への責任の間での葛藤、それでも全うするために戻ってくるという強さが見て取れ、本当に魅力的。
もう一つ、以前観たときはふたりがどこで恋に落ちたのかよくわからなかったんだけど、今すごくそれは自然な流れだったんだとわかる。