ゆもとかずみ「くまって、いいにおい」

くまって、いいにおい

くまって、いいにおい

少し捻くれてて自分勝手だけど、根本的なところで優しいきつね。この著者にとってきつねは何か思い入れがあるのだろうか。
怒る、というのはれっきとしたコミュニケーションなのだと感じる。それよりも影でこそこそと文句を言う方がずっと悲しい。
全体が青と茶で構成された挿絵は渋くていい。でも折角なら、表紙もそれで纏めてほしかったかも。