「金田一少年の事件簿」(15)魔術列車殺人事件

全体的に凝ってるというか、凝り過ぎてやや読むのが面倒くさいというか。金田一に犯人が高遠だと暴かれたことで事件は終わるので、高遠的にはこのショーは完成していないのだけど、由良間を殺した時点で「あと2人」で、その後夕海を殺害して、どうも最後は左近寺ではなく明智警視だったようなのだけど、その真意が語られていなかったりする。なんとなく明智警視は高遠が犯人だと気づいていたような気がするのだけど(トリックの解明とかではなく、高遠が近宮の息子だとは勘付いていたようなので、動機から考えて)その口封じのためなのかな。
あとこれは完全な邪推だけど、明智警視は近宮に、友人以上の感情があったような気がする。