「悪夢探偵2」

1作目をDVDで観たときは全くダメで、だから今回続編も劇場に足を運ぶのはどうかなと思ったんだけど…でもやっぱり松田龍平はスクリーンで観たいし、前作とはちょっと毛色が違うようだしと思い鑑賞。
毛色は確かに違ったんですが、でもやっぱり自分には合わない。まずホラーがダメで、それは勿論怖いのが苦手なのもあるけど、それよりもあの登場人物が疑心暗鬼に陥っていくのを見ているのがいやでしょうがない。それと、ゲストで登場するヒロイン、本来なら観客と映画の世界の橋渡しをしてくれるはずの雪絵がいやな奴なので、感情移入に失敗してしまったのがつらかった原因だと思う。あと怖がってる市川実和子が怖かった。
ある程度大きさのあるスクリーンでの上映が前提のはずの映画作品なのに、わざととは思うけれどとにかく人物カットがアップばっかりなのもきつかった。今までそんなに意識したことはなかったんだけど、アップばっかりだと画面が大きい分すごい閉塞感というか圧迫感がある。喋り声があまりにはっきりしないのも好きじゃない。(これ、ぼそぼそがリアルだと思って作ってる場合が多いと思うんだけど、聞き取れないと苛々してくるから適当に調整して欲しい)