リリー・フランキー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
- 作者: リリー・フランキー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2005/06/28
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 445回
- この商品を含むブログ (1391件) を見る
高校大学、卒業後も遊び呆けた放蕩息子がやがて年老いた母親に親孝行するという内容なら、息子がそんなにひとに批判的じゃ成り立たないと思うんだけども。それと正直、この両親自体息子を甘やかしすぎだろう。子どもにバイクや車を与える親というのに引いてしまうので、なんだかもう。
親が死ねば悲しいよ。それは大体のひとはそうだと思う。そういうわかりきったテーマだから、もっと昇華したものが読みたい。少なくとも私はこの本で、涙は出なかった。